2007年04月30日
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世田谷文学館・企画展「向田邦子 果敢なる生涯」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、世田谷文学館向田邦子 果敢なる生涯に行ってきました。

 

世田谷文学館

感想 §

 実は、あまり感想がありません。

 割と人が多く、しかも年配の人ばかりで、どうもじっくり見る気分になれなかったのです。

 それはともかく。

 向田邦子の写真(向田邦子が撮影した写真も展示されていたがそれではなく、向田邦子を撮った写真)を見ていると、この人は「見られる」ことを意識した自分を作り上げた人だと感じました。だから、見ていて普通の女性的な魅力とは少し違う、別の人を惹き付ける魅力があるように感じました。

向田邦子が好きだった和菓子 §

 向田邦子が好きだった和菓子「唐衣」を、日曜祝日限定20個として売っていました。

 東京南青山の菊家なので、おそらくこのサイトの店だと思います。

 1000円と高かったものの、「これは口に入れない限り分からない」と思って買ってみました。

 そして、納得しました。

 鮮やかな色。固い衣は薄くすぐ崩壊し、中は柔らかいのです。そして、全体が醸し出す上品で強い甘さ。これは本当に美味しい菓子であると同時に、脳への糖分補給にも適したものでしょう。頭脳労働者向けの菓子という側面もあるのかも。

 私も気に入りました。

おいやられた常設展 §

 常設展は1階に小さく追いやられていました。

 あらら。

 ムットーニのからくりの数は増えていました。本の前に天使が出てくる作品をまた見ましたが、やはりこれは傑作ですね。他の人達も思わず見入っていました。